弥生会計の勘定科目を追加・設定する方法|オンライン版とデスクトップ版の手順

「弥生会計に使いたい勘定科目がない」「科目を追加しようとしたが手順がわからない」という方向けに、弥生会計オンラインとデスクトップ版それぞれの操作手順を解説します。補助科目の追加方法や、科目が追加できない場合のトラブルシューティングもあわせてまとめました。


目次

1. 弥生会計の勘定科目設定の基本

弥生会計には、初期状態で会社法・税法に準拠した標準的な勘定科目が登録済みです。多くのケースは追加不要ですが、業種固有の科目や管理目的で科目を細分化したい場合に追加・設定します。

弥生会計の勘定科目体系

分類主な科目
流動資産現金、当座預金、普通預金、売掛金、棚卸資産
固定資産建物、車両運搬具、工具器具備品、ソフトウェア
流動負債買掛金、未払金、未払費用、前受金、預り金
売上高売上高、売上返品・値引
売上原価仕入高、期首・期末棚卸高
販管費給料手当、旅費交通費、通信費、消耗品費、地代家賃、租税公課など

一般的に必要な科目はほぼ初期登録済みです。まず既存科目で対応できないか確認してから追加を検討しましょう。


2. 【弥生会計オンライン】勘定科目を追加する手順

手順

  1. 左メニューの [設定] をクリック
  2. [科目設定] を選択
  3. 追加したい分類タブ(例:「販売費及び一般管理費」)を選択
  4. 右上の [科目を追加する] をクリック
  5. 以下の項目を入力して [保存] をクリック

入力項目

項目説明
科目名任意の名称(例:「セミナー参加費」)
表示名(決算書)決算書に印字する名称
税区分課税・非課税・対象外などを選択
メモ任意(使用ルールのメモなど)

分類タブの選び方

追加したい科目の種類選ぶタブ
経費・費用販売費及び一般管理費
収入・売上売上高
預金・現金流動資産
借入・未払流動負債

3. 【弥生会計デスクトップ版】勘定科目を追加する手順

手順

  1. メニューバーの [設定][科目設定] を選択(または Quick Navigator の [導入] から開く)
  2. 左ペインで追加先の分類(例:「販売費及び一般管理費」)を選択
  3. [勘定作成](F8) をクリック
  4. 以下の項目を入力する

入力項目

項目説明
科目名任意の名称
科目コード数字3桁(既存コードと重複不可)
税区分課税・非課税・対象外などを選択
決算書表示名決算書に印字する名称
  1. [登録](F12) をクリックして保存

注意: 科目コードは後から変更できません。既存コードの体系に沿って番号を決めてください。


4. 補助科目を追加して科目を細分化する

補助科目を使うと、ひとつの勘定科目をさらに細かく管理できます。たとえば「普通預金」を銀行ごとに分けたり、「売掛金」を取引先ごとに管理するのに便利です。

補助科目の活用例

勘定科目補助科目
普通預金三菱UFJ銀行、みずほ銀行、楽天銀行
売掛金株式会社A、株式会社B
広告宣伝費Web広告費、チラシ印刷費
旅費交通費国内出張、海外出張

弥生会計オンラインでの補助科目追加手順

  1. [設定] → [科目設定] を開く
  2. 対象の勘定科目行の右端にある [補助科目] をクリック
  3. [補助科目を追加する] → 補助科目名を入力 → [保存]

デスクトップ版での補助科目追加手順

  1. [設定] → [科目設定] を開く
  2. 対象の勘定科目を選択
  3. [補助作成](F9) をクリック → 補助科目名・コードを入力 → [登録]

5. 勘定科目が追加できない場合のチェックリスト

チェック項目対処法
✕ [科目を追加する] ボタンが表示されないログインユーザーの権限を確認(管理者権限が必要)
✕ オンライン版で科目数が上限に達したご利用プランの上限を確認。上位プランへの変更を検討
✕ システム固定科目と同じ名前にしようとしている「仮払消費税等」「複合」など弥生の固定科目名は使用不可
✕ 同じ科目コードが既に存在する未使用のコード番号を確認して入力し直す

よくある質問

一度追加した勘定科目を削除できますか?

仕訳に一度も使用していない科目は削除できます。使用済みの科目は削除できないため、代わりに「使用しない」設定(デスクトップ版: [使用しない] チェックボックス)にして非表示にしてください。

freeeから弥生会計に乗り換えた場合、勘定科目の設定はやり直しですか?

科目体系は両ソフトで大きく異なるため、原則やり直しになります。弥生会計の初期科目で対応できるか確認してから、不足分のみ追加するのが効率的です。

補助科目と勘定科目はどちらを使うべきですか?

同種の取引をまとめて管理するなら勘定科目、同じ科目の中で内訳を把握したいなら補助科目が適しています。科目を増やしすぎると決算書が煩雑になるため、補助科目の活用を推奨します。


まとめ

確認ポイント内容
オンライン版[設定] → [科目設定] → [科目を追加する]
デスクトップ版[設定] → [科目設定] → [勘定作成(F8)]
補助科目科目を細分化したい場合に活用(科目増加を抑えられる)
追加できない場合権限・プラン・コード重複・固定科目名を確認

あわせて読みたい

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

会計・経理アドバイザー / 中小企業支援コンサルタント

経歴
大学卒業後、会計事務所で10年以上勤務し、法人・個人事業主の会計処理、税務申告、経理業務改善を多数経験。特に「勘定科目の設定・運用」に関して、企業規模や業種ごとに最適化したアドバイスを提供してきた。現在は独立し、経理の効率化や会計初心者向けの研修も実施。

専門分野
・勘定科目の選定・運用ルール作り
・会計ソフト導入と科目設定支援
・経理担当者の教育・研修
・中小企業の経営数字可視化サポート

サイトの目的
「勘定科目は難しい…」という声をなくし、初心者でも迷わず正しい科目選択ができるようにすること。具体例・図解・テンプレートを用いて、経理や会計業務の現場で即使える情報を発信しています。

目次