マネーフォワードの勘定科目を追加・カスタマイズする方法|AI提案とCSV一括設定も解説

「マネーフォワード クラウド会計で勘定科目を追加したい」「AI提案の勘定科目はどこで変更できるの?」という疑問に答えます。マネーフォワードの勘定科目は、[設定] → [勘定科目] から追加・変更が可能です。この記事では、手動追加・CSV一括インポート・AI提案の仕組み・補助科目の活用方法まで、実務向けにまとめて解説します。


目次

1. マネーフォワード クラウド会計の勘定科目の特徴

マネーフォワード クラウド会計の勘定科目には、他の会計ソフトにはない特徴があります。

AI自動提案で入力を効率化

取引を登録する際、マネーフォワードのAIが過去の入力パターンや取引内容から勘定科目を自動提案します。登録を続けるほど提案精度が上がるため、経理作業が慣れるにつれて速くなります。

決算書科目と勘定科目の2階層構造

マネーフォワードは「決算書科目」→「勘定科目」という2階層で管理します。

階層
決算書科目販売費及び一般管理費
勘定科目旅費交通費、通信費、消耗品費

勘定科目を追加する際は、どの決算書科目に紐づけるかを最初に選択します。

初期登録済みの主な勘定科目

分類主な科目
流動資産現金、普通預金、売掛金、前払費用
流動負債買掛金、未払金、預り金、前受金
売上売上高、売上返品・値引
売上原価期首商品棚卸高、仕入高、期末商品棚卸高
販管費給料手当、法定福利費、旅費交通費、通信費、消耗品費など

2. 勘定科目を手動で追加する手順

ステップ1:勘定科目の設定画面を開く

  1. 上部メニューの [設定] をクリック
  2. [勘定科目] を選択
  3. 「損益計算書」または「貸借対照表」のタブを選ぶ

ステップ2:追加先の決算書科目を選択する

一覧から追加先の決算書科目(例:「販売費及び一般管理費」)を選び、[+ 勘定科目追加] をクリックします。

ステップ3:科目情報を入力する

設定項目内容
勘定科目名任意の名前(例:「セミナー参加費」)
税区分課税・非課税・対象外などを選択
科目コード任意(管理用途で使用)
メモ使用ルールの覚え書きなど

ステップ4:[追加] をクリックして保存

保存後、仕訳入力画面のプルダウンに新しい科目が表示されます。


3. CSVで勘定科目を一括インポートする方法

科目数が多い場合や、他ソフトから移行する場合はCSVでの一括設定が便利です。

手順

  1. [設定] → [勘定科目] を開く
  2. 右上の [インポート] をクリック
  3. テンプレートCSVをダウンロードして必要な科目を入力
  4. ファイルを選択して [アップロード] をクリック

注意: CSVでインポートした場合、既存の科目名を変更すると過去の仕訳や決算書にも影響します。インポート前にバックアップを取ることを推奨します。


4. 補助科目を追加して管理を細分化する

マネーフォワードでも、ひとつの勘定科目をさらに細かく管理するために補助科目が使えます。

活用例

勘定科目補助科目
普通預金三菱UFJ銀行、みずほ銀行
売掛金株式会社A、株式会社B
旅費交通費国内出張、海外出張

補助科目の追加手順

  1. [設定] → [勘定科目] を開く
  2. 対象の勘定科目の [補助科目] をクリック
  3. [+ 補助科目追加] → 補助科目名・税区分を入力 → [追加]

補助科目を使うと、勘定科目を増やさずに詳細な管理ができます。特に複数の銀行口座を持つ場合取引先ごとの売掛金管理に便利です。


5. AI提案の勘定科目が間違っている場合の修正方法

AIが提案した勘定科目が実態に合わない場合は、以下の方法で修正・学習させられます。

仕訳登録時に修正する

取引登録画面でAIの提案科目が表示されたら、プルダウンから正しい科目を選択して上書きします。正しい科目で登録を続けることで、AIの提案精度が改善されます。

ルールを設定して自動振り分けを固定する

特定の取引先・摘要に対して科目を固定したい場合は、[入力設定] → [自動入力ルール] でルールを登録できます。これにより毎回修正する手間がなくなります。


よくある質問

追加した勘定科目を削除できますか?

仕訳に使用していない科目は削除できます。使用済みの科目は削除できないため、[設定] → [勘定科目] から「使用しない」に設定して非表示にしてください。

勘定科目名を変更すると過去の仕訳に影響しますか?

影響します。変更後の科目名が過去の仕訳にもさかのぼって適用されます。変更前に影響範囲を確認してください。

freeeや弥生から移行した場合、勘定科目の設定はどうなりますか?

マネーフォワードへの移行時は、科目体系を新たに設定する必要があります。CSVインポート機能を使うと、前ソフトの科目リストを一括で移行しやすくなります。


まとめ

確認ポイント内容
手動追加[設定] → [勘定科目] → 決算書科目を選択 → [+勘定科目追加]
CSV一括[設定] → [勘定科目] → [インポート] でテンプレートを使用
AI提案の修正取引登録時に正しい科目を選択して学習させる
補助科目科目を増やさず管理を細分化できる

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この記事を書いた人

会計・経理アドバイザー / 中小企業支援コンサルタント

経歴
大学卒業後、会計事務所で10年以上勤務し、法人・個人事業主の会計処理、税務申告、経理業務改善を多数経験。特に「勘定科目の設定・運用」に関して、企業規模や業種ごとに最適化したアドバイスを提供してきた。現在は独立し、経理の効率化や会計初心者向けの研修も実施。

専門分野
・勘定科目の選定・運用ルール作り
・会計ソフト導入と科目設定支援
・経理担当者の教育・研修
・中小企業の経営数字可視化サポート

サイトの目的
「勘定科目は難しい…」という声をなくし、初心者でも迷わず正しい科目選択ができるようにすること。具体例・図解・テンプレートを用いて、経理や会計業務の現場で即使える情報を発信しています。

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